2024年12月、UNESCO無形文化遺産に認定されたタイの国民食「トムヤムクン」。世界三大スープの一つとして知られるこの料理を、本場バンコクで味わい尽くす名店ガイドをお届けします!

🍤 トムヤムクン基礎知識
📖 トムヤムクンとは?
名前の意味
- トム(ต้ม):煮る
- ヤム(ยำ):和える、混ぜる
- クン(กุ้ง):エビ
世界三大スープの一つとして、辛味・酸味・旨味が絶妙に調和した、タイを代表するスープ料理です。
🥣 2つのタイプを知ろう!
🔴 ナムコン(น้ำข้น)= 濃厚タイプ
- 意味:「濃い水」
- 特徴:ココナッツミルク入り、まろやか、オレンジ色~赤色
- 味わい:コクがあり、辛さと酸味がマイルド
- 日本での認知度:★★★★★(日本人に馴染み深い)
⚪ ナムサイ(น้ำใส)= 透明タイプ
- 意味:「澄んだ水」
- 特徴:ココナッツミルク不使用、透明~淡いオレンジ色
- 味わい:ハーブの香りがストレート、辛味と酸味が鮮烈
- タイでの人気:★★★★★(オリジナルスタイル)
豆知識:ナムサイの方が古いスタイルとされ、タイ北部で特に愛されています!
🏆 バンコク・トムヤムクン名店7選
1. 【屋台の王様】メム・トムヤムクン(Mem Tom Yum Kung)
🌟 知名度&人気ナンバーワン!
- エリア:カオサン通りエリア(バンランプー地区)
- タイプ:屋台・食堂
- おすすめ度:★★★★★
- 価格帯:150-250バーツ
特徴
- ガイドブックに載るほどの超有名店
- 1日500杯以上売れる人気ぶり
- エビの大きさとプリプリ感が絶品
- ナムコンタイプが主流
おすすめポイント
- 🦐 手のひらサイズの大エビが贅沢に入っている
- 🌶️ 辛さ調整可能(初心者でも安心)
- 📸 インスタ映え抜群
- 💰 コスパ最強(200バーツ前後)
アクセス
- カオサン通りから徒歩5分
- 地図アプリで「Mem Tom Yum Kung」で検索
営業時間:11:00-22:00(不定休)
タイ語:แม่มต้มยำกุ้ง
2. 【ローカル激戦】トムヤムクン・バンランプー
🔥 メムのライバル店!
- エリア:カオサン通りエリア
- タイプ:屋台
- おすすめ度:★★★★☆
- 価格帯:120-200バーツ
特徴
- メムの隣に位置する「トムヤムクン両雄」の一角
- より酸味が強く、スパイシー
- 地元タイ人のリピーター多数
おすすめポイント
- 🌿 ハーブの香りがより強い
- 🔥 本場の辛さを体験できる
- 👥 行列が少ない穴場
- 🍜 トムヤムヌードルも絶品
アクセス:メム・トムヤムクンのすぐ隣
営業時間:11:00-22:00
3. 【チャトチャック市場】ヤム・ジェーウーン(Yam Jae Woon)
🛍️ 週末マーケットで食べる絶品トムヤム
- エリア:チャトチャック・ウィークエンドマーケット内
- タイプ:市場内食堂
- おすすめ度:★★★★★
- 価格帯:100-180バーツ
特徴
- 店名通り「ヤム(和え野菜)」が名物
- 買い物ついでに立ち寄れる立地
- 土日のみ営業だが常に満席
おすすめポイント
- 🥗 ヤム料理全般が美味しい
- 🦐 フレッシュな食材使用
- 🛒 買い物の休憩に最適
- 💸 市場価格でリーズナブル
アクセス
- BTSモーチット駅/MRTチャトチャック駅から徒歩5分
- 市場内セクション8付近
営業時間:土日 9:00-18:00のみ
タイ語:ยำเจ๊อ้วน
4. 【ミシュラン認定】ピーオー・トムヤムクン(P’Aor Tom Yum Kung Noodle)
⭐ ミシュラン・ビブグルマン獲得店!
- エリア:サイアム(ラチャテーウィー駅近く)
- タイプ:食堂
- おすすめ度:★★★★★
- 価格帯:80-150バーツ
特徴
- トムヤムクンヌードルが看板メニュー
- クリーミーなスープが絶品
- ミシュランガイド掲載の実力店
おすすめポイント
- 🍜 トムヤムママー(インスタント麺使用)が人気No.1
- 🦀 シーフード版もあり
- 🏅 ミシュランお墨付きの味
- 👨👩👧 ファミリーにも人気
メニュー
- トムヤムママー・ポーク(豚肉):80B
- トムヤムママー・シーフード:120B
- トムヤムママー・オールイン:150B
アクセス
- BTSラチャテーウィー駅から徒歩7分
- サイアムエリアの路地裏
営業時間:11:00-21:00(月曜定休)
タイ語:พี่อ้อต้มยำกุ้ง
5. 【高級店の代表】バーンカニタ(Baan Khanitha)
🍽️ 1993年創業の老舗高級タイ料理
- エリア:複数店舗(スクンビット本店ほか)
- タイプ:高級レストラン
- おすすめ度:★★★★★
- 価格帯:350-600バーツ
特徴
- バンコクを代表する高級タイ料理の名門
- 化学調味料(MSG)不使用
- 26年のベストセラー・トムヤムクン
おすすめポイント
- 🦐 エビミソの風味が効いた濃厚な味
- 🌿 ハーブは控えめで日本人好み
- 🏠 落ち着いた雰囲気で接待にも最適
- 👔 ドレスコードなし(カジュアルOK)
絶品メニュー
- トムヤムクン:380B
- プーパッポンカリー(カニカレー):450B
- マッサマンカレー:320B
アクセス
- BTSアソーク駅から徒歩5分(スクンビット店)
- 複数店舗あり
営業時間:11:00-14:30, 17:00-22:30
予約:推奨(特に週末)
タイ語:บ้านขนิษฐา
6. 【ホテルレストラン】セラドン(Celadon)- ザ・スコータイ バンコク
🏨 ミシュラン推薦の5つ星ホテルレストラン
- エリア:サトーン(BTSスラサック駅近く)
- タイプ:ホテル内高級レストラン
- おすすめ度:★★★★★
- 価格帯:600-1,200バーツ
特徴
- 2018年ミシュラン推薦レストラン
- 緑豊かな中庭に面した優雅な空間
- 接待やディナーデートに最適
おすすめポイント
- 🌳 美しい庭園を眺めながらの食事
- 👨🍳 シェフが厳選した高級食材
- 🍷 ワインリストも充実
- 💎 特別な日におすすめ
セットメニュー
- ランチセット:800B~
- ディナーコース:1,500B~
- トムヤムクン単品:450B
アクセス
- BTSスラサック駅から徒歩10分
- ホテルからシャトルサービスあり
営業時間:12:00-14:30, 18:30-22:30
予約:必須
公式サイト:The Sukhothai Bangkok
7. 【穴場の名店】ミット・コーユアン(Mit Ko Yuan / ร้านมิตรโกหย่วน)
🔍 知る人ぞ知る隠れた名店!
- エリア:旧市街(ラーチャウォン地区)
- タイプ:小さな食堂
- おすすめ度:★★★★☆
- 価格帯:150-250バーツ
特徴
- バンコク旧市街の小さなショップハウス
- 観光客が少ない地元民御用達店
- 「バンコクで最高のトムヤムクン」と評する人も
おすすめポイント
- 🦐 エビの鮮度が抜群
- 🌶️ スパイスのバランスが絶妙
- 🏛️ 昔ながらのバンコクの雰囲気
- 👥 混雑が少なく落ち着いて食べられる
アクセス
- MRTフアランポーン駅から徒歩15分
- タクシー/Grab推奨
営業時間:10:00-20:00(不定休)
注意:英語メニューなし、タイ語のみ
📍 エリア別マップ
🗺️ トムヤムクン名店分布
カオサンエリア(バックパッカー街)
- メム・トムヤムクン ⭐⭐⭐⭐⭐
- トムヤムクン・バンランプー ⭐⭐⭐⭐
サイアム・ラチャテーウィーエリア
- ピーオー・トムヤムクン(ミシュラン) ⭐⭐⭐⭐⭐
スクンビットエリア
- バーンカニタ(高級) ⭐⭐⭐⭐⭐
サトーンエリア
- セラドン(5つ星ホテル) ⭐⭐⭐⭐⭐
チャトチャックエリア
- ヤム・ジェーウーン(週末限定) ⭐⭐⭐⭐⭐
旧市街エリア
- ミット・コーユアン(穴場) ⭐⭐⭐⭐
💰 価格帯別おすすめ
🏅 激安(100-150バーツ)
✅ ヤム・ジェーウーン(チャトチャック市場) ✅ ピーオー・トムヤムクン(ヌードル)
💎 中価格(150-300バーツ)
✅ メム・トムヤムクン ✅ トムヤムクン・バンランプー ✅ ミット・コーユアン
👑 高級(350-600バーツ)
✅ バーンカニタ
💰 超高級(600バーツ以上)
✅ セラドン(ザ・スコータイ バンコク)
🎯 シーン別おすすめ
👫 初めてのバンコク旅行
→ メム・トムヤムクン(有名店で間違いなし!)
🛍️ 買い物ついでに
→ ヤム・ジェーウーン(チャトチャック市場内)
🏅 ミシュラン体験したい
→ ピーオー・トムヤムクン(ビブグルマン)
💼 接待・ビジネスディナー
→ バーンカニタ or セラドン
💑 特別なデート
→ セラドン(5つ星ホテルの優雅な空間)
🔍 穴場を探したい
→ ミット・コーユアン(観光客少なめ)
🗣️ 注文に使えるタイ語フレーズ
基本フレーズ
注文
「アオ・トムヤムクン・ヌンティー」
= トムヤムクン1つください
「コー・トムヤムクン・ナムコン」
= ナムコン(濃厚)タイプをください
「コー・トムヤムクン・ナムサイ」
= ナムサイ(透明)タイプをください
辛さ調整
「マイ・ペッ」= 辛くしないで
「ペッ・ニットノーイ」= 少し辛く
「ペッ・パラニット」= 中辛
「ペッ・マーク」= 激辛
その他
「アロイ・マーク」= とても美味しい!
「ゲップ・タン」= お会計お願いします
「コップクン・カー/カップ」= ありがとう
📌 トムヤムクンを100%楽しむコツ
✅ 食べ方のポイント
- まずはスープを味わう
- レモングラス、カー(南姜)、こぶみかんの葉の香りを堪能
- エビを豪快に
- 手で持って食べてOK!(フィンガーボウルが出てくる店も)
- ライスと一緒に
- スープをご飯にかけて食べるのがタイ流
- パクチーは後から
- 苦手なら「マイ・サイ・パクチー(パクチー抜き)」と伝える
🌡️ ベストな時期
乾季(11月~2月):最もおすすめ!
- 涼しくて快適
- 観光シーズンで賑やか
暑季(3月~5月):辛いもので汗をかくのも◎
- 屋内の冷房完備店がおすすめ
雨季(6月~10月):温かいスープが美味しい
- 雨の日こそトムヤムクン!
💡 お土産にも!
トムヤムペースト(ナムプリックパオ)やインスタントトムヤムは、スーパーマーケット(Big C、Tescoなど)で購入可能。
- 価格:30-80バーツ
- 人気ブランド:ロボ(LOBO)、メープロイ(Mae Ploy)
📊 7店舗比較表
| 店名 | エリア | タイプ | 価格 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| メム・トムヤムクン | カオサン | 屋台 | 150-250฿ | 超有名店 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| トムヤムクン・バンランプー | カオサン | 屋台 | 120-200฿ | 本場の辛さ | ⭐⭐⭐⭐ |
| ヤム・ジェーウーン | チャトチャック | 市場 | 100-180฿ | 週末限定 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| ピーオー | サイアム | 食堂 | 80-150฿ | ミシュラン | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| バーンカニタ | スクンビット | 高級 | 350-600฿ | 老舗名店 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| セラドン | サトーン | ホテル | 600-1,200฿ | 5つ星 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| ミット・コーユアン | 旧市街 | 食堂 | 150-250฿ | 穴場 | ⭐⭐⭐⭐ |
🎉 まとめ:あなたにピッタリの店はココ!
🌟 とにかく有名店で食べたい! → メム・トムヤムクン(カオサン)
💰 コスパ重視! → ピーオー(ミシュランで150฿以下)
🏅 ミシュラン体験したい → ピーオー(ビブグルマン)or セラドン(ミシュラン推薦)
👔 接待・特別な日 → バーンカニタ or セラドン
🔍 観光客の少ない穴場 → ミット・コーユアン(旧市街)
🛍️ 買い物ついで → ヤム・ジェーウーン(チャトチャック市場)
バンコクには無数のトムヤムクン店がありますが、この7店なら外れなし!2024年12月にUNESCO無形文化遺産に認定されたトムヤムクンを、本場バンコクで心ゆくまで堪能してください!
アロイ・マーク(อร่อยมาก)= とっても美味しい! 🇹🇭🦐✨

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